約 1,759,020 件
https://w.atwiki.jp/bangyaru_yougo/pages/47.html
オバンギャ笑うな行く道だ、新規笑うな来た道だ→バンギャルの心得 名言です
https://w.atwiki.jp/bangyaru_yougo/pages/41.html
救世主(メシア)→にーや NightmareベースNi〜yaのとある画像から由来
https://w.atwiki.jp/mon0/pages/22.html
もんすたあ★レース2 ケイのセリフ集 ※ネタバレ注意! 〔シルバタウン〕 【ひろば】 みなさん こんにちは きょう みなさんに こうやって あつまって もらったのは サぐみの ことです サぐみが このまちに きてから まちの みんなの えがおが へりました! わたしは みんなの えがおを とりもどしたいのです! だから いまから サぐみの アジトにいって このまちから でていくよう こうぎ してきます! だから みなさん もう しんぱいは いりません! わたしが サぐみを おいだして わらって すごせる まいにちを とりもどして みせます! そうね ありがとう よし! がんばるわよ! 【洞窟】 ふざけないで! なんで わたしが サぐみに はいらなきゃ いけないのよ! …… …… 【シュンに勝つ】 どうも ありがとう サぐみの とうりょうに モンスターレースで かつなんて きみ ホントすごいね! え? ベリーベストカップを めざしてるの? だから あんなに モンスターレース うまいんだね あ! そうだ! じこしょうかい しないとね わたしは ケイ あなたは? …… …… …… …… …… へえ サミーって いうんだ わたし サミーが きてくれなかったら どう なってたんだろうね まさか つかまるなんて おもって なかったから ホントは スッゴイこわくて なきそう だったの サミーが きてくれて ホントに よかった…… あ! いけない! まちのみんなが しんぱい してるかも! わたし いくね! わたしが なきそうだった なんて いわないでね まちの みんなには ナイショだよ サミーと わたしの ふたりだけの ヒミツね 【町に戻ると】 サミー! まちの みんなが おれいを いいたいんだって かれが サぐみを おいだしてくれた サミーくんよ でしょ?(けっこうカッコイイと言われて) りょうかい! サミー みなさん おまちかねよ みんな! サミーは ふねに のらなきゃいけないから いかせてあげましょう! サミー…… いよいよ しゅっぱつだね ベリーベストカップが おわったら また あおうね わたし もうすぐしたら イッシ―タウンに いくの でも サミーは ふねで セントシティまで いっちゃうから あえないね 【手袋探しで再会】 サミー!(はねる) どうして ここに? …… …… …… …… …… とにかく てぶくろが ひつよう なのね わかった あんであげる! サミーの たのみだもん! ことわる わけ ないじゃない! できあがったら みなとまで もっていくから サミーは みなとで まってて! よし! がんばるわよ! ヨイショ…… ヨイショ…… できあがったら よびに いくから みなとで まってて ってば 【シルバタウン港】 ごめーん! まった…… あれ? それ…… なんで てぶくろを もってるの? そんな…… せっかく いそいで あんだのに…… そうよ ちょっと まって! じこしょうかいを してなかったね わたしは ケイ あなたは?(テレサに対して) よろこんで はい これ(手袋を貰う) なにが おこってるのか しらないけど ムチャは しちゃダメだよ それじゃあね ひょっとしたら イッシ―タウンで あえるかもね あえるといいね! 〔イッシ―タウン〕 【じぬしの家】 きをつけて かえってね(テレサに対して) ホントだ! サミーだ! うん!(テレサ帰る) コンテスト すっごい たのしかったよ! わたし グランプリに なっちゃった! テレサが じゅんグランプリよ わたしたち すごいでしょ? サミーは どうして ここに? え? セントシティいきの ふねのキップ? じぬしさんなら きっと もってるわ わたしからも たのんで あげる! さあ いきましょう! ……と いうことなんです なんとか なりませんか?(地主に対して) ありがとう ございます!(2回はねる) ねえ いまの はなし きいてた?【はい いいえ】 【いいえ】 あのね ビリータウンに おくの へやの タンスを つくった だいくさんが すんでるの そのだいくさんを つれてきて タンスが なおったら ふねのキップを プレゼントしてくれるんだって! これで セントシティに いけるよ がんばってね 【はい】 それじゃ がんばってね わたしも いっしょに いきたいけど かえらなきゃ いけないの だから これで バイバイだよ ほんの ちょっとだけど あえて うれしかったよ ぜったい だいくさんを つれてきてよね! バイバイ! 〔ポルトシティ〕 【エバータ邸 2階】 サミー?(はねる) サミー! どうして ここに? わたしも とつぜん ここに よばれたの なんだか おねがいが あるんだって! たのしみだね! (エバータに提案される) ちょっと まってね ねえ ねえ どうする? ひきうける?【はい いいえ】 【はい】 ちょっと! しんけんに かんがえてよ! キャンペーンなんて やってたら ベリーベストカップに まにあわなく なっちゃうよ! 【いいえ】 わたしも そのつもり でも ことわっても だいじょうぶ なのかな? ま いっか! とりあえず いってみよう! わたしも サミーも やりません! (エバータ「引き受けるまで家には帰さない」) ここから でられないの? そんな…… …… …… わかりました! じゃあ やるわ! キャンペーンなんて かるい もんよ! でも サミーは ベリーベストカップが あるから かえしてあげて サミーの ぶんまで わたしが がんばるから! 【エバータ邸 1階】 サミー! はなしが あるの あなたには かんけいの ない はなしよ(ジュニアに対して) ちょっと はなれててくれる? たすけに きてくれるって しんじてるよ わたしだって キャンペーンなんて やりたくないもん だいじょうぶだよね? たすけに きてくれるよね? わたし まってるよ それじゃ がんばってね! 【ケイ救出作戦】 サミー! やっぱり きてくれたね さすが サミーだよ じゃ バレないように いきましょ ありがとう やっぱり きてくれたね サミーって たよりなさそうだけど すっごく たよりに なるんだね それじゃ いこっか サミー! どこに いってんのよ! もう! バカね! そっちに いっちゃったら あのひとたちに みつかっちゃって いままでの くろうが ぜんぶ パーに なっちゃうよ! 【洞窟から出ると…】 だっしゅつ せいこう! (ジュニアに勝負を挑まれる) サミー! まけないで! (エバータに勝負を挑まれる) だいじょうぶ! サミーなら かてるよ! 【勝つ】 すごい! すごい! サミーって モンスターレースの てんさいかもね! ベリーベストカップ もうすぐだね がんばって サミーなら きっと ゆうしょうできるよ そんで ベリーベストカップが おわったら ふたりで ゆっくり あそぼうね! それじゃ がんばってね! 【家に会いに行くと】 エバータさんの いえでは ありがとね! ちょっと ドキドキしたけど たのしかったよ 【クリア後】 サミーが ゆうしょうしたよって いいに きてくれて すっごい うれしかった ほんとうに おめでとう! (ケイのセリフ集 おしまい)
https://w.atwiki.jp/stein_sgate/pages/40.html
#09「幻相のホメオスタシス」 ※あらすじの内容について問題がありそうな場合は掲示板での相談、または編集で調整して下さい。 公式サイトSTORY…あらすじ、用語集、次回予告→ http //steinsgate.tv/story/story09.html 9話あらすじ 2010/08/06-13 07 0.456903 岡部はルカ子の実験結果を失敗だろうと推測した後、ダルとメイド喫茶『メイクイーン+ニャン2』に行く。 ダルのDメールでは過去を変えられなかった事など、本物のタイムマシンとしては精度に問題があると話しているところを フェイリスに聞かれてしまい、色仕掛けに負けたダルは過去にメールを送れるマシンがあることを教えてしまう。 (OP) 岡部は偶然屋上で紅莉栖が電話で何者かと言い争い涙しているところを目撃してしまい 落ち込んでいる紅莉栖に励ましの言葉をかける。 2010/08/07 フェイリスはバイトの休憩中にまゆりからタイムマシンの事を聞き、確信を得る。 まゆりがラボメンの昼食を買ってラボに来るが、今日は登校日のために学校の制服を着用。 岡部は円卓会議にて「電話レンジ(仮)」を使った物理的タイムトラベルの可能性に言及するが、送信容量が36バイト+αでは不可能と紅莉栖に否定される。 紅莉栖は電話レンジ(仮)がなぜ動作するのかは謎だが、SERNのタイムマシンと同じくブラックホールとリフターが使われているはずと推測。 紅莉栖はリフターに相当するものがレンジの中を調べても見つからないし、Dメールを送れる時間帯も限られているし、まだ不完全な装置であり先に進むより今あるものを解明するのが先だと主張する。 円卓会議は各者報告にうつり、紅莉栖はSERNサーバー内にあったデータ(ゼリーマンズレポート等)を翻訳する作業は進展は無しと報告。 ダルは、別サーバーにある謎のプログラム(ジョン・タイターに問い合わせたもの)についてはIBN5100が無いので進展なしと報告する。 岡部はIBN5100がラボから無くなっており、紅莉栖と一緒に運んできたという過去も無かった事になったのに気付く。 紅莉栖は今まで送ったDメールは些細な物ばかりだとしても、バタフライ・エフェクトにより過去が少しずつ玉突きのように連鎖して予測不可能な状態に変化してしまった可能性を指摘する。 岡部はこの世界線でのIBN5100のありかを突き止めようとルカ子に連絡をとるが、柳林神社に奉納されていたが現在はなくなっていて、誰がいつ持ち出したのか検討もつかないとの事。 次にフェイリスに連絡したところ、彼女の自宅に来るように誘われる。 岡部がフェイリスの自宅に向かうと聞き、まゆりとダルも同行する。 まゆりはフィギュアショップの店頭でメタルうーぱに目を輝かせるが、岡部がメタルうーぱを当ててあげた事は覚えていない。 道中、岡部は萌郁を見かけてIBN5100の事を知らないかと尋ねると、逆にどこにあるのか知っているのかと切迫した様子で聞き返される。 岡部はIBN5100のありかを知りそうにない萌郁に拍子抜けして分かれるが、まゆりが萌郁のことを知っているのに驚く。 萌郁がDメールを送った後、萌郁の存在はラボメン達の記憶から消えていたのに、 現在(ルカ子がDメールを送った後)は、再び岡部が萌郁をラボに連れてきてラボメンと知り合いという記憶に変化している。 度重なるDメールにより事実が少しずつ変化している-岡部はバタフライ・エフェクトを思い浮かべる。 フェイリスの自宅に到着すると、そこは駅前の超高層マンション最上階で、執事に迎えられる。 フェイリスの家は昔から秋葉原の大地主で、かつて電気街だった秋葉原に萌え文化が取り入れられたのは彼女の影響でさえあった。 フェイリスはIBN5100の情報と引き替えに、10年前に1通のDメールを送らせてほしいと交換条件を出してきた。 情報を得るためならとやむを得ず承諾してフェイリスをラボメンNo.007として迎える。 送信内容を秘密にしたいと頼まれて一度は断った岡部だが、結局承諾しDメールを送らせると、リーディング・シュタイナーが発動。 目の前からまゆり達が消え、さっきまでいなかったはずのフェイリスの父がいた。 0.409420 戻ってきたまゆり達とフェイリス家を出た岡部だが、まゆりは同人誌を買いに中野に行くと言い出す。 秋葉原には同人誌ショップなどないと言われた岡部が周りを見渡すと、秋葉原は萌え系の店がまったく見あたらない電気街に変貌していた。 (END)
https://w.atwiki.jp/marurowa/pages/347.html
カツラへの言葉◆yvUxRPre9c ーそれでは放送を終える。 六時間立ってもまだ生きている者がいたら、そのときまたお会いするとしよう」 そして放送は終わりを向かえ再び周囲は静けさを取り戻した。 今回の13人と最初の放送で呼ばれた15人と合わせて28人で 生き残りは俺を含めて37人、このままのペースでいけば最初のノルマは余裕を持って達成できるであろう 少なくとも1日が終わるまでにマスターが殺されることはないだろう、そう、このペースが続くのであれば… これからは人数も減り、生き残っているであろう相手も手強くなっていくはず、つまり死者の数は減っていくといっていいだろう。 だからこそ、油断はしない、マスターを助け出す、どんなことをしても…… ミュウツーはそう決意して動き出す、目指す先は…病院 ポケモンであるミュウツーを直すための設備が病院にあるかどうかは分からない ただ、傷を負った人間が向かうとすればここであろう場所と言っていいだろう 見失ってしまった二人もひょっとしたら傷を治すために病院に向かっているかもしれない まだ半数以上が残っているとはいえ残りの人数が少なくなってきている さらに死にはしなくても負傷をしたものも多いのではないか、それならば病院で傷の治療をすると考えたからだ。 足取りは重い、じこさいせいの治癒効果も薄く疲れも多い、急いだり慌てたりする必要は無い、 それでも足は止めない、全ては俺を創ったマスターの為に…… 病院に向かい歩いていながらも周囲への注意は怠らない、 容赦などするつもりも無い、同時に隠れていたとしても見逃すわけが無い 確かに制限によって念で相手の位置を掴むことはできないが注意をしていれば 隠れているもの、隠そうとしているものは意外と簡単に見つけることができる。 そう例えば今俺の近くに出来ている、この落ち葉や茂みで何かを隠そうとしている不自然な スペースとかのことだ、罠の可能性もなきにしもあらずではあるが それならば引っかかった振りをして返り討ちにしてやればいいだけだ それより、ものではなく人が隠れていると考えたほうがまだ可能性がある。 そう考えて落ち葉をどかす、 落ち葉のしたから出てきたのは年端もいかない子供の死体であった。 その死体を見てミュウツーは立ち止まる、 目の前に現れた死体、それはミュウツーにとってよく知る人物でもある ポケモントレーナー、イエローの死体だったからだ。 かつてスオウ島で四天王の野望を阻止すべく共に戦ったいうなれば戦友と言っていいだろう 俺にしてみれば数少ない信用の置ける人間であり、イエローからすれば俺のことを友達と思っていたのかもしれない 最初の放送で名前を呼ばれていた以上は助かってはいないと思っていたが 今その亡骸がミュウツーの目の前にある。 マスターの命を助けるためとはいえ俺がこの殺し合いに乗っている以上は 殺さなければならなかったかも知れない、 ポケモンを傷つけることを嫌う以上この殺し合いに乗るような存在ではない。 つまりは俺のように人を殺すことが出来る奴に殺されたということだ。 「……殺し合いに乗っている以上は俺にとっては都合のいい相手ではある……が もし誰が殺したのがわかったのならばそいつには容赦はしない!!」 今までのマスターのための行動から少しばかり外れた行動である、 たしかに人を殺していくのならば俺にとって都合のいい存在であることに異論は無い、だが それがイエローへの弔いになるのならば、例えそんな弔いを望んでなかったとしても…… そう思いミュウツーは再び歩き出す、まさかイエローを殺した相手が目的地の病院にいるとは知らずに… 再び歩き出したミュウツーはある小さな疑問を持ち始めていた。 イエローの体に触れたときに既に体は冷たくなっていた それは問題ない、6時間以上前の放送で呼ばれている以上は あの放送の裏が取れたようなものだからだ。 さっきの放送が嘘ではない、つまりギラーミンは何らかの方法でこちら側の情報を手に入れている という状況証拠を手にいれたようなものに過ぎない。 そして今現在、周囲に人影らしきものは無く襲われる危険も逆に人を殺すチャンスも無いといっていいだろう 温泉の2階に隠れていた最初の放送とは明らかに状況が違う。 ミュウツーの疑問点、それはこのゲームが始まったときのギラーミンとの約束に遡る。 2人の間に交わされた約束 ゲーム開始から24時間経つまでに参加者を32人以下にならなかったらカツラを殺す さらにゲーム開始から二日経過した時点でミュウツーが優勝しなかった場合も同様にカツラを殺す その間のカツラの安全は保障する(最もミュウツーの目の前に映ったカツラはぼろぼろになっていたが) カツラの声を6時間ごとに聞かせてくれる、方法はそのときになればわかる。 温泉の2階に隠れていた最初の放送の時ならまだしもその後は戦っているわけでもなく 隠れているわけでもない時間が有った、そして放送の時もマスターの声は一向に聞こえてこない、 これは一体どういうことなのか、死亡者の名前が呼ばれるということはこの舞台の状況、 つまりは俺の状況は分かっているはずである、なのに何故マスターの声が聞こえてこないのだ、 よくよく考えれば最初にマスターの姿を見たときもマスターの声は聞こえてこなかった。 つまりあそこに映っていたマスターは偽者で声を伝えることが出来ないのか 姿だけを似せるのであればメタモンの1匹でもいれば不可能ではないし“さいみんじゅつ”などの手段もある あるいは既に逃げ出すことに成功したのではないか、グレン島でジムリーダーをする実力者であれば 隙を見て逃げ出すことが出来るかもしれない、マスターの持つギャロップならば運を見方につければ逃げ切ることも出来るかもしれない そうでなければ既にマスターは死んでしまっているか、考えたくも無いが可能性は十分にありえる。 最悪の可能性…もし俺が無事に優勝したとしてもマスターは助からないなんてこともある もしそうなら俺が人を殺して回ることに何の意味があるのだろうか マスターが今も奴の手元にいる保障なんて実はどこにも無いのだ ならば俺はこれ以上手を汚す必要なんて無いのではないだろうか そう考えミュウツーは修羅の道から戻りギラーミンを倒しに向かう事を決め…… られなかった。 今までのことは単なる可能性に過ぎない、単純に気絶をしているだけと 考えるのが無難と言っていいだろうしたとえ逃げることが出来たとしても 俺たちをここに連れ出した方法で連れ戻されるだけだ。 あるいは端から俺のことなど気にも留めていないのか。 どちらにせよマスターの言葉が聞こえず、こちらの意思を伝えることが出来なければ 確証など得られるはずもない、 いや、俺の意思をマスターに伝えることは出来るかもしれない、 念による意思疎通、テレパシーといってもいいだろう 遠くにいる相手に使ったことは無い上、“じこさいせい”同様に制限がかけられている可能性 も十分にある、だが試してみる価値は十分にあるだろう、失敗したところで何かを失うリスクもほとんど無いのだから ミュウツーは早速念を送り込む、マスターであるカツラへの言葉を載せて マスター、聞こえますか・・・俺の声が聞こえますか 【D-5南 1日目 日中】 【ミュウツー@ポケットモンスターSPECIAL】 【状態】:疲労(中) 【装備】:機殻剣『V-Sw(ヴィズィ)』@終わりのクロニクル、アデルの十字槍@BACCANO! 【所持品】:基本支給品一式、不明支給品0~1個(確認済み) 【思考・行動】 1:マスター(カツラ)を救う為、24時間以内に参加者を32人以下まで減らす。 2:とりあえずの目的地は病院 3:男(ラッド)には殺害数を稼いで貰う。殺すのは後回し。 4:魅音かハクオロが細胞を移植し、自分を追ってきたら相手をする。 魅音の死に気づいていない? 5:イエローを殺した相手を見つけたらたとえ後回しにしたほうが都合がよさそうでも容赦しない。 ※3章で細胞の呪縛から解放され、カツラの元を離れた後です。 念の会話能力を持ちますが、信用した相手やかなり敵意が深い相手にしか使いません。 ※念による探知能力や、バリアボールを周りに張り浮遊する能力は使えません。 ※名簿を見ていないため、レッド、サカキの存在を知りません。 ※ギラーミンに課せられたノルマは以下のとおり 『24時間経過するまでに、参加者が32人以下でない場合、カツラを殺す。 48時間経過するまでに、ミュウツーが優勝できなかった場合も同様。』 ※カツラが本当にギラーミンに拉致されているかは分かりません。偽者の可能性もあります。 ※V-Swは本来出雲覚にしか扱えない仕様ですが、なんらかの処置により誰にでも使用可能になっています。 使用できる形態は、第1形態と第2形態のみ。第2形態に変形した場合、変形できている時間には制限があり(具体的な時間は不明)、制限時間を過ぎると第1形態に戻り、 理由に関わらず第1形態へ戻った場合、その後4時間の間変形させる事はできません。 第3形態、第4形態への変形は制限によりできません。 ※男(ラッド)と戦った相手が「左腕が刀になる女」であると知りました。 ※ブレンヒルトの場所は見失っています。 ※ギラーミンから連絡のないことへの疑問、もしカツラが捕まっていないという確証を得られたら? ※なぜギラーミンの約束したカツラからの言葉が無くなっていたのかは不明です。 ※本当に念のテレパシーがカツラに届くかは不明です。また内容は次以降の書き手にお任せします。 時系列順で読む Back GO AHEAD Next ひとつ分の陽だまりに ひとつだけ残ってる 投下順で読む Back GO AHEAD Next ひとつ分の陽だまりに ひとつだけ残ってる Back Next Nine the code geass ミュウツー Deus ex machina ―戦争―
https://w.atwiki.jp/mustnotsearch/pages/717.html
便利なリンク集です ただの管理人のお気に入りのリンク集です。 検索してはいけない言葉Wikiに関係するモノからそうでないモノまで様々です。 検索してはいけない言葉系 Wayback Machine インターネット上のデジタルアーカイブです。 検索してはいけなかった言葉などの、現在では閲覧できなくなったサイトを閲覧する時に使用してください。 gred サイトの安全性をスキャンするサービスです。 緑であれば安全、赤であれば危険なサイトという判断です。 ウイルスに感染している恐れのサイトにアクセスする際に使用してください。 VirusTotal 指定されたURLに潜む、マルウェアやウイルスをスキャンしてくれます。 ウイルスに感染している恐れのサイトにアクセスする際に使用してください。 また、ファイルもスキャンしてくれます。 aguse Gateway 指定されたURLの閲覧結果を画像で表示してくれるサイトです。 危険だと思われるサイトを閲覧する際に使用してください。 また、指定されたURLに潜む、マルウェアやウイルスもスキャンしてくれるサービスも提供してます。 初代検索してはいけない言葉Wiki 二代目検索してはいけない言葉Wiki 三代目検索してはいけない言葉Wiki(BAN消滅) 四代目検索してはいけない言葉Wiki誕生当時 Youtube系 Unlisted Videos Youtubeで限定公開されている動画のみを検索することが出来ます。 便利ツール系 メルアドぽいぽい 捨てメアドを作成できます。 ※捨てメアドでWikiのメンバ申請をしても承認出来ませんのでご了承くださいませ。 VLC media player オープンソースでマルチプラットフォーム対応のメディアプレーヤです。 これ一つ入れておけば大体のメディアは再生できるはずです。 7-zip ファイルの圧縮 解凍ソフトです。 フリーソフトの中で一番解凍速度が速いらしいです。 また、大抵のファイルの解凍はこのソフト一つで十分のはずです。 WinExChange 拡張子のないファイル、または偽装されたファイルを解析し、正しいものに変換することができます。 信用の無いサイトからダウンロードしたファイルは、まずこちらのソフトを使ってから開くようにしましょう。 VPN系 Express VPN 高速に通信を行うことが出来るVPNです。 現在管理人が使用しています。 Nord VPN 安価で使用することが出来るVPNです。 とりあえず試すならこのVPNが良いかと。 前回管理人が使用していました。 Open VPN 無料で使用することができますが、細かい設定などが必要になり、VPNの初心者向けではありません。 前々回管理人が使用していました。 OS系 Ubuntu LinuxOSで個人的には一番とっかかりやすいかと思います。 日本語のフォーラムも充実しているので初心者におすすめです。 Debian LinuxOSです。UbuntuはDebianをベースとして派生したものになります。 現在管理人が使用しています。
https://w.atwiki.jp/sousaku-mite/pages/1281.html
Top 創発発のキャラクター総合 白亜記 満月の時 満月の時 満月当日。先日よりちらほらと降っていた雪は夜中より強さを増し、正午を回る頃には視界を遮る吹雪になっていた。 この事態を見て、全ての監視塔に簡易式の暖房を配置。また警備にあたる人間には懐炉を支給という手はずになった。 それを配布して回るのが 「お疲れ様です。懐炉と飲み物持って来ました」 ソーニャの役目となった。 布の服を着て、鎧を装備しさらにその上から分厚い布を纏ったその姿はまさしく不審者そのもので 監視塔に付くたびに被った布を脱ぐはめになったのであった。 最後の塔にたどり着いたときには既に日の入りの時間に差し掛かるころになっていた。 「姉御も大変ですね」 荷物を受け取った兵士がソーニャを労わる。とはいえこれがソーニャに出来る仕事。 戦闘ならともかく吹雪の中の警備はやったことがない。状況が状況だから素人には任せられないという判断なのだろう。 だがソーニャに安心して任せられる日は来るのだろうか。 例え吹雪が止んだとしてもこの町を覆う不安は取り除かれることはない。 今月は来なかった。では来月は? 満月を待たずして来るのではないか? 本土侵攻という情報はそのような不安を煽るには十分すぎる素材なのだ。 その不安をわずかでも払拭するためにも今晩の襲撃には当然ながら防衛しなければならない。 本土の侵攻についてはソーニャたちの手の届く範囲の話ではない。 今は目の前の手の届く範囲にあるものを守らなければならない。そのための努力も惜しむ気は無い。 「私には警備は力不足で出来ない。だからあなたたちには頑張ってほしい」 「お任せください!」 敬礼と頼もしい言葉が返ってくる。ソーニャの顔が自然に緩む。 ここは大丈夫だ。兵士たちを信じよう。それもまたソーニャに出来る仕事なのだから。 再び布を被り、防寒装備になって塔を後にする。 いつもよりも時間をかけて本部に戻り、防寒具を脱いで暖炉の傍の椅子に座る。 また外に出るにしても一度冷えた体を温めといておいたほうがいい。 暖炉の火を眺めていると後ろから飲み物を差し出された。 湯気が立つ暖かそうなお茶を受け取り、振り向くとビゼンが立っていた。 「ありがとうございます。副隊長」 「相変わらず堅苦しいやつだな。というかお前が上司なんだからビゼンって呼び捨てにしろよ」 「さすがに出来ませんよ」 ビゼンも自分の飲み物を手に隣の席に座る。いつもの武器は携帯していない。 暖炉の薪がことんと割れる、 「こうやってサシで話すのはずいぶんと久しぶりだな」 「会話自体はしてるんですけどね。大抵は業務連絡ですし」 「今もあんまり話してられねぇしな」 「……吹雪に乗じて何かが来ると?」 「来る。先月とは比べ物にならないものが」 想像だにしない断言だったので思わず腰を浮かして聞き返す。 「何か兆候でもあったんですか?」 「いや、勘だ」 ずっこけそうになるのを抑えつつ椅子に腰掛ける。 「そもそもこの吹雪ですものね。空からの侵入は当然無理ですし……」 「ドラゴンだってこの吹雪じゃ冬眠でもしてるだろうな。あいつらも一応爬虫類だろうし」 「あれを爬虫類と分類していいのだろうか……」 「狼どもも冬眠してくれりゃいいのに毎月毎月元気なもんだ。 どうせあいつらが来たって正門をぶち破るか壁を登ってくるぐらいしか侵入の手立てはないだろうしな」 「じゃあ安全じゃないですか。今日は」 ちっちっちと人差し指を振る。 「壁をよじ登るには難しいが木をよじ登って侵入しようとしたことはあるからな。 もしかしたら地面を掘って侵入とかもあるかもしれないぜ?」 「まだ壁をよじ登るほうが現実的そうな話ですね」 木をよじ登ると聞いて先日訪れた監視塔を思い出す。 あそこは塔の間を繋ぐ通路にまで森の木々が迫ってきていた。 「塔に隣接している森の木を切り落とせばよじ登ってくることもないのでは?」 「あー、お前知らないのか。あの森にいるやつ」 「狼とかイノシシなんてのは聞きましたけど」 「それはまだいるやつだな。昔、あそこで化け物が見つかってな」 「化け物?」 ビゼンがにやりと笑って答える。 「巨人だ」 体長は人よりも数倍大きく、毛は生えておらず全体的にでっぱりが少ない。 森に生息する最大の脅威。それが巨人。 「この町にある防衛設備。つまり壁だとか空を覆う魔法障壁も全部本来は巨人対策で作られたんだ」 「壁ならまだしも空の壁も? まさか羽でも生えていたのか?」 全体的にのっぺらぼうの巨人が鳥の羽を生やして飛んでいる図を想像する。 これは気持ち悪い。 「あいつらはその辺の岩だとか木を引っこ抜いて投げるんだよ。それを防ぐための障壁だ。 んな気持ちの悪いもん想像させるな」 なるほど。巨大な体を持っているならばそのくらい造作もないことだろう。 そして町にしてみればそれは恐怖の一言だ。 「が、最も壁だとか障壁だとかが完成する前に殲滅したって話だけどな。 元から数も多くなかったんだろう。今よりも魔術が発展していない時代にそんな化け物を殺してきたんだ」 ビゼンがどっこいしょと立ち上がる。話はこれで終わりのようだ。 「じゃあ、木を切らない理由というのは……」 「投げてきたものを防ぐために伸ばしっぱなしにしたわけだ。それがどのくらい効果があったかは知らんがな」 「ふくたいちょ……ビゼンはまだ生まれなかったんですか?」 「おう。なんせ巨人殲滅は百年ぐれぇ前の話だからな」 想像を超える途方もない数字を出された。昔というレベルじゃない。 魔術の発展は日進月歩だ、とかなんとか亀が言っていたし今は簡単に出来ることも昔は苦労したのだろう。 ビゼンは欠伸をかみ殺しながら適当に挨拶をして出て行った。 今よりもはるか昔から狼などとは雲泥の差がある化け物を殺してきた。 あの言葉の続きは「だから狼程度でびびる必要なんてねぇんだよ」という励ましの言葉なのかもしれない。 いや、違うような気がする。ビゼンがソーニャに励ましの言葉を投げることなんてない。 どちらかというと「狼も撃退出来なかったらお前当分飯抜きだな」のほうが言いそうだ。 本当にソーニャがいる防衛していた場所から狼が侵入したら色々言われるだろう。 それどころか期待はずれの烙印を押されて首になり強制送還されるかもしれない。 父の墓前でなんと言えばいいのだろうか。友人たちにどんな顔をして会えばいいのか。 考えるだけで胃が痛くなってきた。 「あー、ソーニャさんやっと見つけた。どこ入ってたんですか……なんだか顔が青いですけど」 ビゼンと入れ替わりで入ってきたのはコユキだった。外から帰ってきたばかりらしく衣服に雪が付いている。 「いや、気にしないでくれ。少し気に病んだだけだ。それよりか何か伝えに来たのだろう」 「そうでしたそうでした。ソーニャさんは襲撃時の応援要因として本部に待機の予定だったんですけど 先生がこっちで待機してほしいそうです」 「あそこなら移送用の魔法陣もあるし待機するにしてもあそこのほうが応援にすぐ行けるな」 「何か渡したい物があるそうです。あと、ここにも魔法陣ありますけどね」 「ということはここから亀の家にも移動出来るのか」 「いえ、先生の家のは一方通行専用なので無理です」 あの糞魔女が。ソーニャは心の中で悪態をつき、吹雪に揉まれながら亀の家へと向かった。 「で、なんだ。吹雪は強くなるばかりだしここから本部に歩いて帰れとか言ったら殴るぞ」 「おー、怖い怖い。せっかく貴重な狼どもの特効薬を作ったのに」 「特効薬? なぜもっと早く言わないんだ。早くみんなに分配しないと」 「出来たのついさっきだし試作品だし数がないし……」 そう言いながら亀は布袋が小さな塊を取り出した。 銀色の光沢をしている銃弾だ。見たところ普通の銃弾に見える。 だがソーニャの知っている銃弾は黄色に近い色をしている。 「これは……特別なもので作った銃弾か」 「古来より狼に効くっていう銀で出来た銃弾だよ」 「なぜもっと早く作らなかったんだ」 「この辺りでは銀は採掘されないからね。 本土との交流も少なくなってきた今では貴重品なんだよ」 そしてどうにか手に入れて出来たのがこの一発の銀の銃弾か。 「これは君が持っていけ。あと、銃も」 「銃は使ったこと無いのだが……」 「だから絶対に無駄打ちしないでね。高いから」 「……どのくらい?」 「君の先月の給料の一年分以上」 ソーニャは銃を赤子を扱うかのように慎重に懐へと仕舞った。 満月前夜 触手戦 満月の時。戦闘開始 白亜記まとめに戻る
https://w.atwiki.jp/kuriki_fan/pages/50.html
チョモランマ単独行 ラインホルト・メスナー K2非情の頂 アリスン・ハーグリーブス ラインホルト・メスナー トモ・チェセンに対する見解 ドゥーガル・ハストン 谷川太郎(東京農業大学山岳部) 「単独行」 加藤文太郎 川村晴一(山学同志会) 木本哲 山本篤(明治大学炉辺会) 平井一正(京都大学学士山岳会) 堀田弥一(立教大学山岳部) 松本龍雄(第二次RCC) 遠藤由加 チョモランマ単独行 ラインホルト・メスナー ぼくはトランシーバーを持っていない。 《下》との連絡はまったくなしで登りたいのだ。 エヴェレストへの単独行は、《上》と《下》のあいだにいかなる橋もかかっていない場合、 つまりいつでも待機している地上部隊による安全対策が講じられていない場合のみ、 真の単独行といえるのである。 記者 「チョモランマ単独行のテレビ映画は放映されますか」 メスナー 「まだ自分で単独登攀の映画は撮ったことはありませんから、お答えする必要はないでしょう。 もし映画に撮られた単独行というものがあれば、それ自体矛盾といえるでしょう。 2、3枚を写すだけでも、たいへんな努力の要することだったのです。 撮影できたのは、ただぼくのピッケルを三脚として使えるように加工してもらったからです。 従って、今回の登攀ではごくわずかな写真しか撮れませんでした。」 1978年エベレスト無酸素初登頂 R・メスナー、P・ハーベラー 1980年チョモランマ無酸素単独初登頂 R・メスナー (※)山と渓谷社「チョモランマ単独行」 ラインホルト・メスナー(著), 横川文雄(訳) より 『K2非情の頂 5人の女性サミッターの生と死』 ジェニファー ジョーダン (著) アリスン・ハーグリーブス(イギリス人女性) チョモランマ北稜-無酸素・無支援登頂 1995年5月13日登頂 登山中は他の隊から紅茶を勧められても断った。 ルートを共有する他隊の張った固定ロープを何かの加減で掴んだだけでも、 人は純粋な単独登頂(ソロ・クライム)とは呼ばない、とアリスンは知っていた。 それでも彼女には何の差し支えもなく、固定ロープは使用しなかった。 BCまでは装備・食料をジープで運んでもらい、そこから少し先までヤクに 頼むが、前進BCから上部は完全に自立した形で登ることになる。 アリスンは数週間にわたって各高所キャンプへ荷揚げを繰り返した。 荷物を運び上げては、自分で食事を作り、テントを張るための平地を 切りだした。 8300M地点のそれは、這いつくばってアックスを振るい、45度の氷の 斜面に手狭な棚を削りだしたのだった。 彼女は、「エベレストをなるべく難しくしたかった」とまで言っている。 「私は成功の可能性をどんどん狭めていって、ほんの数%まで落とした。 でも、私にとってはそれが面白いのだ。もし、成功が保証されていたら、 そんなものには惹かれない」 キャンプの設営と高所順応に一ヶ月掛けて、ようやく頂上攻撃の段取りが 整い、1995年5月11日、アリスンはBCを出発した。 BCとの交信で--- 同時に登っている他隊の紅茶を断り、隣り合うテントのいびきに対して、 愛嬌たっぷりにクライマーの鼻を小突き、さらに自分の研究不足からルート 上の各部の名称に馴染みがなく、混乱していると素直に認めている。 頂上間近になると、巨大なメレンゲのようなものがアリスンの頭上へのしか かってきた。 白く滑らかで、信じられないくらい美しいそれを回り込んで、最後にひとしきり 登ると、地表に存在するいかなる生き物より高みにいて、多くの登頂者と 同じように反応し、アリスンは泣いた。 5月13日登頂。 素直な、喜びに満ちた感涙だった。 イギリス人独特の冷めた自制が解けてなくなり、笑って、泣いて、周りの クライマーたちと抱き合った。 BCで無線機の周りに集まっていた人たちも涙を流していた。 心底からの勝利に背を向けて、アリスンは長い長い下降にかかった。 頂上そのものより下降のほうがどれだけ大切か、自覚していた。 頂上に到達してもそれは闘いの半分に過ぎない。 真の勝利は山から無事下りたときにもたらされる。 疲れきっていて、8300MのC3で横になってひと眠りしたい気持ちと闘い ながらも下りつづけたのは、死の地帯でもう一晩泊まるまいと心に決めて いたからだった。 人間が無酸素で行けるぎりぎりの高さへの登高において、8000Mを越える 必殺の希薄な空気の中にいるあいだは、一秒一秒が桁外れな危険を冒して いることになるのだと自覚していた。 アリスンはC2で一晩過ごしたあとBCへ下り、テントから出てきた人々と 万歳の声に迎えられながら最後の歩をすすめた。 アリスンは成功した。 世界最高峰を無酸素・無支援で登った世界最初の女性になった。 そして3ヵ月後、1995年8月13日 K2登頂.。 登頂後、下山に入ったところで嵐に襲われる。 上部に固定ロープはなく、頂稜には体を隠せるような氷の段差もない。 固定ロープに達せないうちに6人は一人、また一人、山から吹き払われ、 まるで緩んだ屋根瓦のように南壁へ投げ落とされた。 その一人がアリスン・ハーグリーブスだった。 ラインホルト・メスナー トモ・チェセンに対する見解(1992年発表) チェセンはいっそう自己矛盾に陥っていた。そこで披露されたスライドや話は、 当初彼が発表した記録の内容と一致しなかった。講演に続いて行われたディスカッションで、 わたしは通訳と共同司会を務めたが、矛盾は答えられないままに終わった。 わたしは、なるほど彼の返答を通訳したものの、理解に苦しむことが何度もあった。 (彼の登攀能力を示すために)だれかパートナーと組んで同じような初登攀を やってみては、というわたしの忠告を、彼は一笑に付した。 (中略) わたしは、チェセンがローツェ南壁を登らなかったと主張しているのではない。 ただ、この件について彼の言うことにもはや信用がおけないのだ。 ひとつには、パイオニア・ワークの実践に際してつねに単独でしか行わない クライマーは信用できないからであり、いまひとつには、90年から92年にかけて チェセンのローツェ南壁について一連の矛盾を発見したからである。 (中略) もし、彼がこれからも、他人の発言に対する否認のみで自分の登攀を 立証しようとするなら、わたしは自分の登山史の本から彼の名前を抹消するだろう。 彼が、ただ彼だけが、1990年の4月にローツェ南壁にいたのである。 彼だけが、この登攀が真実か否かを知っているのだ。 (※)山と溪谷社 『孤独の山―ローツェ南壁単独登攀への軌跡』 「疑惑の系譜」より ドゥーガル・ハストン もし、何か一点でも悪いことが起きれば、戦いは底なし沼に陥る。そのときトレーニングが適切だったら生き延びられるし、適切でなかったら自然から罰金を要求されるのだ。 エベレスト南西壁、アンナプルナ南壁初登攀のイギリス人登山家 (※)「疑念の瞬間」ディヴィッド・ロバーツ より 谷川太郎(東京農業大学山岳部) ポーターとは単なる荷物運搬人を指すのであるが、彼らの能力や仕事はもはやその範疇には収まらない。事実、最近の傾向としては、ハイポーターではなく、マウンテンガイドというべき立場で、登山隊の物資の運搬をはじめ、ルート工作やテント設営など肉体的なサポートをこなしつつ、毎年、毎シーズン、ヒマラヤ登山を実践しているプロフェッショナルとして、登山隊によっては高度順化を踏まえた行動計画の作成やヒマラヤ特有の天候判断へのアドバイスなど、登山全般にわたるコンサルタント的な活躍を見せている。 今シーズンBCに入山した30数隊の登山隊いずれもが5名から10名あるいはそれ以上のハイポーターを雇用しており、「良いハイポーターを雇うことが成功への必須条件だ」とする考えは半ば常識化している。 ここまで書くと、じゃあ登山隊の隊員とはなんだ?隊長とは何をする人だ?と、呆れるような感想を持つ方も少なくないだろう。1から10までオンブに抱っこではないか?と見られても無理はない。近年ヒマラヤ登山は益々そのような傾向を強めている。 その中で、ハイポーターの雇用者である我々登山者がもっとも心を砕くべき事柄は何か?それは、「主体性を持つ」ということに尽きる。 多くの貴重な時間をやりくりし、文字どおり資金をかき集め、周囲の暖かいご支援と、時には心痛める顰蹙を買いながらも、ここベースキャンプまでたどり着き、さらに高みを目指そうというその行為の根源は我々自身の意思に他ならないと強く自覚することが重要である。 「当たり前のことでじゃないか!」と一喝されそうであるが、人間は往々にして、弱い立場にあって他人の力を頼るようになると、いつしか主体性を無くし、責任さえも放棄してしまうことは珍しくない。 私自身は登攀隊長という立場もあり、シェルパ達には大いに期待し、計算もしている。親近感も信頼感もあり、感謝と尊敬の念を常に忘れないようにこころしている。 しかし、もしものとき、いざというときには、ひとり残らずいなくなったとしても仕方がない、と冷めた見方も忘れない。 「金の切れ目が縁の切れ目」、と言うとあまりにさびしいが、金銭による雇用関係が成立している以上、的外れな格言とはいえない。 私達登山隊員が最後の最後まで当てに出来るもの、よりどころとなるものは、同じ方向を目指している隊員同士しかない。そのことを肝に銘じるべきだ。その信頼に答えるべく、一人一人が強い個人を目指し、ギリギリの状況で自分に何が出来るかを常に問いかけるべきだろう。 今朝方、サーダーのプラチリは、シェルパ族特有の幼稚なともいえる人懐っこい笑顔とともに、仕事の危険性と重要性を表すような力強い握手をして出発して行った。うっすらと新雪が辺りを覆い、張り詰めるような冷たい空気の中で彼らを見送りながら、私は改めて、私や私達を戒めなくてはならない様な、気を引き締めなくてはならない様な、強い緊張感を覚えた。それは、主体性が希薄になるのでは、という漠とした不安である。 8000m峰6座登頂 アルパインスタイル偏重に異を唱え、新人育成システムとして極地法を擁護する代表的登山家 (※)東京農大山岳部エベレスト・ローツェ環境登山隊2003 ベースキャンプだより 4/7 より 「単独行」 加藤文太郎 世には往々ほんの僅かな苦しみにもたえず周章狼狽、意気泪喪して敗北しながら、 意思の薄弱なのを棚に上げ、山の脅威や退却の困難を説き、 適当な時期に引揚げたなどと自賛し、登山に成功したのよりも偉大なことごとく言う人がいる。 しかし山を征服しようとする我々は、こんな敗軍の将のいうことなどには いささかも耳を貸さず、登頂しないうちは倒れてもなお止まないのである。 (※)「単独行」 加藤文太郎 前穂高北尾根(昭和九・四・三)より 川村晴一(山学同志会) 遭難防止策ですか。とにかく山では決してズルをしたり楽をしようとしてはいけない。苦しいだろうけれど楽をしないでがんばれと 8000m峰上位三峰に無酸素登頂 (※)『岳人備忘録―登山界47人の「山」』より 木本哲 そして、通常、登山隊は、ガイドとクライアント(顧客)という関係が成り立つ隊員で構成されていることである。世界最高峰エベレストやチョーオユー、シシャパンマのような商業登山が盛んな山では、クライアントばかりかガイドも積極的にルート工作に従事しないというのが普通で、ルート工作の仕方にも端的に違いが現れる。これは登山対象となる山が大きくなればなるほど顕著で、一つの山、一つのルートに複数の登山隊の入山が許可されるようになって急速に発達した登り方である。 こんなことを書くと、それではいったい誰がルート工作を行うのか、という疑問を抱くかもしれない。でも、この答えは簡単である。ルート工作を行うのは、大きな商業登山隊に雇われている高所ポーター、すなわちシェルパである。このような山でルート工作を行うのは、強いシェルパを抱える大きな商業登山隊が率先して行うのが普通で、他の登山隊はその登山隊にルート工作とルートの維持を依存し、ルートを作り、維持するのに見合うだけの装備や通行料を支払ってルートを共用するのが普通なのである。 こういったシステムは極地法と呼ばれる方法を用いた「遠征登山」の長期にわたる経験の上に成り立っているもので、特別なものではない。しかも、商業登山隊が活躍しているこれらの山では、今では麓から山頂まで固定ロープが張られるのが普通だから、このような山の一般ルートを登る登山を企てている限り、単独登山かあるいはチーム登山かといった登山隊の構成の違いによる差は生じない。逆に、そのような山で活動する小さな登山隊は、大きな商業登山隊の力に依存するしかなく、彼らが作ったルートに張られた固定ロープを積極的に利用して登山を行うのが一般的である。たとえ目的の山で単独登山を企てていたとしても、登山者本人がその山を登るためにルート工作に参加することはまず考えられない。つまり、そのような山のそのようなルートでは、すでに単独登山そのものが成り立たない現状があるのだ。 フリークライミング草創期から活躍するビッグウォールクライマー (※)本人HP巻頭コラムNo.4より 山本篤(明治大学炉辺会) 規律と言うと大自然の中で自由に行う山登りのイメージからは相反するように聞こえ、またその言葉自体にアレルギーを覚える人もいるかもしれません。しかし、登山の特殊性は、細かくルールが決められている他のスポーツと違い、ルールは自分で決めなければならないところにあります。自分で決めるルールとは、何時に出発するとか、どのようなルートにどのような方法で登るかといったことです。それが守れなくなった時、計画と実際の間にずれが生じてしまいます。そしてその状態こそが登山において事故の起りやすい状況なのです。 8000m峰7座登頂、ナムチャバルワ初登頂 (※)千葉県医師会での講演 平井一正(京都大学学士山岳会) リーダはいざというときの決断ができるかどうかで真価が問われる。とっさのときの決断は、それまでの経験、知識に基づき、隊員の現況と気象条件、おかれている環境など状況を正しく判断する力がなければならない。 そのために行動中の一瞬一瞬に起こりうる可能性を常に予測して、頭に中にその状況をイメージして考えておくことが必要である。リーダの決断、判断が全員を救った例が,南極横断の途中、船が難破したシャックルトン隊 (1915年)であり、多くの死者を出した例は、北海道岳連のミニヤコンガ隊(1981年)や日中合同の梅里雪山隊(1991年)など非常に多い。 経験豊かなリーダも、成功の栄光がそこに見えているときに、引き返すという判断は出しにくい。そこに成功と無事故安全の天秤がゆれる。むつかしい判断である。多くの人の援助を受けている場合は特にむつかしい。 京大隊隊員として未踏峰サルトロカンリ、チョゴリザ初登頂 神戸大隊隊長としても3度の遠征で一人の死者も出すことなく2つの未踏峰に登頂成功。 (※)本人ブログより 堀田弥一(立教大学山岳部) 僕らがナンダ・コートに行く時、「ヨーロッパの氷河も知らんでヒマラヤヘ行くって」 と言われた。しかし違うことがあるんです。ヨーロッパの山は、僕に言わせりゃ岩山です。日本には雪の山がある。ヒマラヤヘ行くと、雪山で育った人と雪山の方が通用するんです。あまり岩はないし、雪でかぶさっているし、積雪量は立山よりはるかに少ない。そしてね、見てごらんなさい、冬の黒部を登るとスノーブリッジがあるでしょう。あれが氷河のクレバスと同じことなんです。だから日本の冬山で十分経験することもできる。今、日本では夏山が主で、冬山の悪いところ、困難なところを経験することがあまりない。登山というのは頭の中で抽象的に考えるんじゃなくて、自分で具体的に計画し体験して、そして体で覚えていく、それが大事じゃないかと思うんです。 立教大山岳部OBとして、日本で初めてヒマラヤ海外遠征。未踏峰ナンダ・コートに初登頂 (※)日本山岳会での講演より 松本龍雄(第二次RCC) とにかくトレーニングしない山ヤなんて、山ヤの風上にも置けない。本物のクライマーなら、一日でもトレーニングを欠かすとなんか体が重くなったり不安になると思います。スポーツ選手を見習わないといけない。継続は力なんです。きょうの私よりあしたの私のほうが1ミリでもなにかしらよくなっている、そういう可能性を信じたいんです。今日できたトレーニングは明日もやるし、同じトレーニングを続けるのでも、ほんのわずかでも伸びやかさ、軽やかさ、しなやかさを肉体の快感として感じられたら、今日もいい日だなと。 (※)「岳人備忘録 登山界47人の〝山″」より 遠藤由加 「危ない人、多すぎるからなあ。クライミングや山が好きというより、登ったという実績や結果だけをほしがる、そういう純粋じゃない人ってとても危ない」 日本人女性初の8000m峰無酸素登頂。チョー・オユー南西壁ロレタンルート第二登。 (※)「岳人備忘録 登山界47人の〝山″」より
https://w.atwiki.jp/divergence-eve/pages/16.html
セラフィム候補生の一人で、候補生の中では最年長。みさき達のリーダー的存在で、実力も高く、最も正規隊員に近いと噂される程。 元はギムナジウムの理論物理コースに在籍し、天文学者を志す学生だったが、7年前にセミナーの一環として中型惑星間宇宙船で木星に向かう途中、小惑星の破片が船首都に直撃し、怪我を負う。 小惑星に付着していたウイルスに感染する者が現れ、現場は深刻な状況に立たされたが、抗生物質を届けに来た宇宙船のパイロット(ライアー)によって事態は事なきを得る。 事故後、そのパイロットの名を知り、当初は否定的な印象だった軍人に対する考えを改める事となった。 以来、ライアーに対しては、尊敬と憧れの眼差しを向けており、それが彼女のセラフィム志望動機となっている。 (CV:高木礼子) プロフィール 年齢:23歳 出身:メキシコ 身長:170㎝ スリーサイズ:B95/W60/H89 特技:絵描き 弱点:注射 階級:候補生 性格・人物像 候補生の中ではトップの実力を誇るが、本人は自分の能力の高さを鼻に掛けるような事はしない。 強面な容姿とは裏腹に深い包容力を持つ女性で、訓練で失敗を繰り返すみさきに対しても、幾度も励ましの言葉をかけ、手を差し伸べている。 リーダーシップの高さは士官学校生だった時から既に表れており、自他共に認めるリーダー格として他の生徒達の中でも飛びぬけた存在だった。 ちなみに、同じく候補生に選抜されたスサーナやキリとは士官学校生時代からの付き合い。 上記の理由から、候補生の姉御的ポジションにあり、みさきからは憧れの対象として、キリからはライバルとして見られている。 大抵の事には動じないが、注射が唯一の弱点。「身を切り裂かれるような思いがする」とは本人の弁で、血液検査の度に皆からからかわれる事もしばしば。 顔の傷は、7年前の事故で負ったもので、医療技術で消す事も可能なのだが、当時の決意を忘れぬようにと敢えて残している。 +... ダイバージェンス・イヴにおける立ち位置 スサーナの正規隊員選出に悔しさを滲ませる一方、彼女が適合実験に失敗した事を内心喜んでいた事で自己嫌悪に陥る事もあった。 (作中でそれを吐露されたキリ自身も、彼女と同様の心情を抱いていたと告白している) 正規隊員選出後は、戦闘部隊の第一小隊に配属。自分だけでなくみさきやキリも選ばれた事を喜んでおり、3人で任官祝いとしてうどんを食べている。 いつも明るく振舞うみさきに対して、ある種の強さを見出しており、スサーナ離脱により落ち込んでいた自分を励ましてくれたと感じている。 みさきがネストから脱走しようとした時は、キリと共に、同僚としてだけでなく、友達として彼女の説得にあたった。 しかし、量子障壁システムに起きた障害で、完全体に近い実体化率で出現したグールの迎撃任務中に、眼前に現われたグールと接触し、生きながら食い殺されてしまう。 その恐怖の感情は、インテグラルシステムを通じてみさきにも伝わり、自身の死自体も彼女に大きなショックを与える事になる。 みさきクロニクル~ダイバージェンス・イヴ~における立ち位置 『ダイバージェンス・イヴ』にて既に死亡しているため、本編には回想や他時空での姿(士官学校生及び野戦訓練時)を除いて殆ど登場しない。 ルクサンドラを失ったみさきの悲しみの影響によるものなのか、三浦五十鈴が彼女の容姿に酷似している(CVも同じ)。 尚、時間改変後の世界では、任務中に起きた事故で殉職した事になっている。 最終話のみさきの作り出した新世界では、生まれも育ちも違う(と思われる)ものの、同じ容姿を持つ人物がキリと共に登場している。 小説版 戦闘訓練に、以前ライアーが用いた戦術を取り入れたり、インテグラルシステムのシミュレーションを行ったりする等、努力家な一面が表れている。
https://w.atwiki.jp/jewelry_maiden/pages/22.html
主『気分転換に何かしてみたらいいんじゃないか?』 みんながうんもうんもとうるさくてイライラしていたとき、マスターがそんな事を言っていた。 黒「それで、今日はイメージチェンジをしてみたいと思ったんですか」 雲「うむ」 黒「でもイメージチェンジ……具体的にはどうすればいいのでしょうか?」 悩む黒曜石。試しに相談してみたら、喜んで協力してくれたのだ。 で、イメチェン。確かに具体的にどうするかというのを考えていない。 黒「こういうときは、おしゃれとか服飾関係に強い人に相談すればいいかな」 ………… 黒「い、いっぱい借りて来ちゃいましたね……」 私と黒曜石の手には、抱えるのがやっとというほどの服。そして髪をセットするための道具。 金糸雀のマスターでみっちゃんという人に相談したら、こんな事になってしまった。やたらと張り切って色々用意してくれるのはいいが、ついてこられるときっと大変な事になる。私達は適当に理由を付けて、こうして二人で戻ってきた。 黒「出来たら写真を送ってねって言われましたけど……カメラなんて扱えるかなぁ」 荷物を置いた黒曜石の手にあるのはデジカメとかいう機械。機械なら電気石が詳しそうだが、あいにくここにはいない。 雲「……保留でいい」 黒「それじゃあせっかく手伝ってくれたみっちゃんさんに悪いですよ?」 雲「じゃあ、どうする?」 黒「んー……う~ん…………」 このままでは知恵熱を出してしまいそうだ。私は黒曜石を止めるために肩を叩く。 黒「ん、雲母ちゃん……」 雲「とりあえず、始めよう」 黒「そ、そうですね。そうしましょう」 ………… イメージチェンジ……。 黒「普段は重たそうなドレスですから、やっぱりワンピースとか軽めの服で……髪は切れないから髪型を色々変えてみましょう。雲母ちゃんはどんなのがいいですか?」 髪型を変える……私の髪型を変えるのはかなり大変な気がする。 ここは楽そうなところで普通の長い髪にしてみよう。 ………… 黒「なんだか珊瑚姉さんみたいですね」 髪をストレートにするだけだと面白くないということで、ポニーテールというものにしてみたものの、元々珊瑚と髪の色が似ているせいか、なんだかそっくりになってしまった。 しかも着ている服も珊瑚に似ている。狙ってやっているようにしか見えないかも知れない。 黒「でも始まったばかりですから、別のもやってみましょう」 ………… 黒「今度は電気石ちゃんみたくなりましたね」 黒曜石の言う通りだ。さっきと服装は替っていないが、この髪の先がはねている髪型は電気石だ。 ………… 黒「ツインテールだと天河石ちゃんみたいですね」 天河石より似合ってないと思う。 ………… 黒「髪をまとめるとアメジスト姉さんみたいですね」 アメジストと一緒というのはあまりいい気分がしない。 ………… 黒「ふぅ……周りに色々な子がいると大変ですね」 言われてみれば確かにそうだ。 黒「他に何か……あ、三つ編みなんてどうですか?」 三つ編み……一体どういう髪型なのか、見た事がない。 多分他のみんなの中にもその髪型はないと思う……。 雲「……それ、出来るか?」 黒「はい。この前マスターに教わったから、出来ますよ」 私を椅子に座らせ、背後に立つ黒曜石。 黒「もしかしたら三つ編み、雲母ちゃんに似合うかも知れませんね」 そう言われても、どういう髪型か分からない。 だが、黒曜石は手際よく、ストレートに延ばした私の髪をまとめていく。 黒「とりあえず、これが出来たらマスターに見てもらいましょう」 この面倒な事をやるきっかけとなったマスター……。 雲「……うむ」 黒「じゃあ、頑張りますね」 そう言う黒曜石の顔が、何故か嬉しそうに見えた。何がそんなに楽しいのだろうか……。 ………… 数十分後。私はマスターの部屋の前に来ていた。 私の前に立つ黒曜石が、そのドアをノックする。 しかしこの三つ編み……。 黒「マスター、いますか?」 主「んー……あぁ、入っていいよ」 その言葉を聞いてから、黒曜石がドアを開ける。彼女が言うにマスターを脅かしたいから、私は少し待っていろと言われている。 黒「実はですね、マスターに見て貰いたいものがあるんですよ」 主「俺に? 何かな」 黒「はい、それじゃあ……雲母ちゃん、入ってきてください」 呼ばれたので、私はマスターの部屋に入る。 何故だろう、マスターの前に出ると、少し照れくさい。黒曜石はにこにこ笑っているが、それが逆に緊張を助長させる。 そして何よりマスターの顔。私の顔をさっきから目を点にして見ている。何か言ってくれないのか……? 主「……雲母、髪型変えたんだ」 なんだか喋るのも恥ずかしいので、頷いておく。 そんな私を見て、今度はマスターが笑う。いい笑顔だ。 主「すごいね、よく似合ってるよ。服がセーラー服っていうのは何か狙った感じがあるけど……」 それはあの金糸雀のマスターが『セーラー服には三つ編みよねぇ』と呟いていたのを実践しただけだ。私の意志ではない。 雲「……ダメか?」 主「ん、いや、可愛いよ。こういう雲母初めて見たからさ、ちょっと見とれちゃったよ」 黒「ふふ、可愛いって言ってもらえましたね」 可愛い……マスターと初めて出会ってから久しく聞いていない言葉だったような気がする。 ……顔、赤くなってないだろうか。 雲「……ありがと」 マスターから目をそらす。なんだかあの笑顔を見ているのが恥ずかしい。 こんなあからさまな態度を見せてしまったら、茶化されそうなのに……絶対アメジスト達には見せたくない。 黒「そうだ、写真撮ってって頼まれていたんですけど、カメラの使い方が分からないんです」 主「ん、そうなの? じゃあついでだから3人で写真撮ろうよ」 黒「あ、いいですねぇ。雲母ちゃん、いいですよね?」 ……たまには、いいか。 その時は何故か不思議とそう思えた。 ………… み「あぁー、やっぱ三つ編みとセーラー服は最高の組み合わせよねぇ」 金「みっちゃん、何見てるかしらー?」